こんにちは。
SBC湘南藤沢店スタッフの中川です。
SBC Vertex Racing Teamは、9/8に秩父宮杯ロードレースに参戦してまいりました。
秩父宮杯ロードレースとは、埼玉県秩父市にて行われる公道のロードレースです。上位カテゴリーでは秩父駅前を出発し、一周が10km程度の比較的大規模な周回コースを使用します!
なので非日常感があり、走っているだけでも高揚した気分になります。
今年で72回を迎える伝統ある大会で、歴代優勝者には猛者の名前が並びます。
今回、SBC Vertex Racing Teamからは、エリートに中川、渡辺、ワン選手が、マスターズに齋藤、日向、山本選手が出場しました。
コースは一周10.8kmで、勝負どころとしては2~3分程度の登りがあり、その直後にテクニカルな下り。
そして下り終わったらすぐに登り返しがあり、そこは1分弱。その後の下りを過ぎてからゴール。
この二か所以外は平坦なコースで、登りをこなせるスプリンターが勝つか、登りでアタックして逃げ切るクライマー・パンチャーが勝つか、どちらにも可能性があるチャレンジングなコース設定です。
マスターズ
マスターズはパレードなしで三周半の32.4kmで行われました。
チームからは登りの得意な日向選手が動き回ることで齋藤/山本選手は力をセーブでき、次の動きを打つことが出来ます!
先日マスターズ50代の全日本チャンピオンを奪還した山本選手は全日本チャンピオンジャージで出走。
アタックした日向選手でしたが最後は捕まり、スプリント勝負となり、山本選手が2位でフィニッシュしました!
惜しくも優勝には届きませんでしたが、日向選手7位、齋藤選手16位と皆上位で終了しました。
エリート
以下中川によるレースレポートを掲載します!
パレード + 10.8km×6.5laps = 75.3km
使用機材
フレーム / Bianchi Oltre RC
ホイール / Reparto Corse 50mm / 65mm
グループセット / Shimano Dura-Ace R9270
パワーメーター / Shimano Dura-Ace FC-R9200-P 167.5mm
タイヤ / Michelin Power Cup TLR 28c
サドル / CADEX AMP
中川は初出場。
今回の大会は選手のレベルが高く、ハードなレースが予想された。
おそらく一番強いと思われるのはキナンレーシングチームの山本元喜選手。
それ以外で強い選手と言えば、個人での参加ならRapha Cycling Clubの中里選手(DNSでした)、Vini Monzon Savini due OMZの鳴海選手、チームではTRYCLE.ing、イナーメ信濃山形、湾岸サイクリング・ユナイテッド、LINKVISION GIRASOLE CYCLING、チームロヂャースなど。
秩父宮杯エリートでは例年は登りで集団が絞られてからスプリント勝負という展開になることが多いが、上記のメンバーは平坦でも踏める為、今年は逃げが決まることを想定。
ただ最近の中川の調子はイマイチで、思うように力が出せずに、苦しいレースになるだろうとも分かっていた。
目標は優勝…といきたいところだったが、今の調子とこのメンバーでは厳しそう。走ってみて展開次第で上位を狙いたい…と消極的。
チームの2名と合流して秩父駅前に移動して、招集・開会式・パレードを経てスタート。
今回のレースも気温が高く、秩父宮杯は待ち時間が長い為体力の消耗を抑えるために水分をこまめに取りながら過ごす。
天気予報では丁度ゴールの頃に雨が降る予報だったが、レース中降られることは無く、暑い気温の中でのレースとなった。
パレードでは片側のみの交通規制の為集団はぎゅうぎゅうで前に上がれない。リアルスタートからすぐに登りが始まるため、前に上がっておきたいと皆考えることは同じ。
周回コースに入りリアルスタートの前に一度停止して、道幅も広くなったので集団の1/3前方辺りからスタートすることが出来た。
リアルスタートして平坦でまずファーストアタックがかかる。
しかしすぐに吸収される。
登りに入って吸収されたカウンターでキナン山本選手がペースを上げる。
皆、山本選手を一番に警戒しているので反応して集団のペースが上がる。
登り区間のタイムが一番速かったのが一周目だった。一周目の登り区間のタイム2:21で平均406w。
千切れるほどではないが、スタートしたばかりでもあるのできつい。
割とテクニカルな下り区間では、ここ最近自分は全日本選手権やシマノ鈴鹿でプロ選手との速度域に慣れていた為、余裕を持って下れた。
そしてチューブレスのタイヤ(ミシュランPOWER CUP 28c)を履いている為、安心感とグリップの限界がクリンチャータイヤと比べて大幅に高い。
こういったコーナーのある下りでのメリットは大きい!
他の周回でも登りで多少遅れても挽回することが出来た。
登り返しでも集団が伸びているので油断していると踏まされる位置に落ちてしまう。
平坦区間では、プロのレースのようには速度は上がらない。
ただ自分の調子が良くない為、積極的に走れない。自分は前で力を使って踏んでいるくらいの方がかえって力を出せて、集団内で消極的に休んでいるばかりではかえって苦しんで、きつくなる。
平坦で休んでいるのに顔がきつそう…
先程挙げた有力選手達がアタックを繰り返す。
序盤は吸収される。自分も調子を確認するために追走を仕掛けてみるが、平坦で踏めば差は縮まりやすい印象。
しかし山本選手はアタックを繰り返す。捕まってもすぐにまたアタックして、他の有力な選手が続く、といった形が続く。
そして中盤に山本選手、LINKVISIONの永井選手、Vini Monzon Savini due OMZの鳴海選手、イナーメの岡選手らが入った6名の強力な逃げが決まる。これは最後まで行くだろうというメンバー。
追走集団が出来ることもあったが、逆に登りで踏んでも離されてしまった模様。
差は1分以上開き、追いつくのは厳しそうな雰囲気。
逃げ集団でも山本選手がアタック・ペースアップを繰り返していた模様で、逃げの人数は減っていき最後は山本選手一名になり、逃げきりで優勝。
キナンレーシングチームの純白のCOLNAGO V4RSが輝く。
数名の集団から抜け出した選手が2位、3位、4位となり、その後ろにメイン集団、その後ろに遅れ集団といった構図に。
中川はこの遅れ集団に入り、最後は流して41位でゴール。
予想通り、厳しいレースとなった!
やはり山本選手の強さは圧倒的で、しっかりものにするのはプロ選手の凄さを改めて実感。
SBC Vertex Racing Teamからは、渡辺選手が53位、ワン選手が序盤からのハイペースに残念ながらDNFとなりました。来年またリベンジですね!
そしてチームは次戦はJBCF南魚沼クリテリウム・ロードレースに出場します!
中川としてはクリテリウムでE1でもちろん三連勝を狙っていきます。
SBC Vertex Racing Teamの応援よろしくお願いします!
最後になりましたが、今回のブログの素敵なお写真は安里様に頂きました。
非常に暑い中、ありがとうございました!
SBC湘南藤沢店 中川
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