”DOGAM F”に乗り換えてから早一週間…
定休日に80kmほどのライドにVertex Racing Team所属の藤沢店メカニック中川と中井・大井松田方面の丘陵地帯を走りほぼすべてのシュチュエーションを試すことができたのでファーストインプレッションをお送りしたいと思います!!
・・・と言うわけで簡単に今回のコースプロフィールからご紹介
平塚は小田原厚木側道のセブンイレブンをスタートし秦野内陸を進行して大井町松田方面を経由し、ヤマユリラインをメインとしたルートでした。
1.平坦巡行
今まで私自身が乗ってきたバイクは一番最初のMERIDA:SCULTURA以外はすべて”エアロロード”、しかも巷では高剛性(硬い)な車体ばかりでした。
そして今回のDOGMA”F”は位置づけはオールラウンドロードとなっていますが、正直申し上げて今まで(試乗も含めて)これまで速いと思えるモデルはありませんでした。
加速感・緩急の付けやすさ・速度域の維持のしやすさ、どれをとっても新体験といった感じで、”なんだこれは!!”と言う得も言われない感動と驚きでした…
風を切り裂いて進む感覚に加えて、路面を這うように進む安定性…
終始SVRTの中川が先頭を牽いていたとはいえ速度域では40~45km/h…後ろについてもある程度の走力は求められます。
(前代のBMC:Teammachin SLR01でもキツイと感じるレベルでした)
そんな中で前を牽いてもらっているとしても、非常にペダルが軽く感じる。
全くと言っていいほど押し戻される感覚がありません。
結果的に脚が削られることはなく登りまで行くことができました。
2.登坂性能
とにかく振りが軽い!!
一番最初に思ったのは車体の振りの軽さでした。
通常ロードバイクの場合だと(コンポーネント以外で)シートやハンドルといった重くなりがちな部分が車体の上部に集まり車体の重心が地上面から高くなりがちです。
そのため、ステムやハンドルを各社はこぞって自社開発し”軽量”で”エアロ”な形状のパーツ開発を進めています。
PINARELLOもいち早く開発に着手しており、MOST(モスト)製の”F12”と”F”専用のTALON ULTRA LIGHTハンドルバーを開発DOGMA専用に作成されているからこその統一性とトータル性能の向上、しかもこのハンドルのすごいところは”よくしなります”。
一体型ハンドル特有の剛性感もありつつ振動をいなしてくれるため非常に快適です。
ハンドルに加えて極薄のシートポストとチタン3Dプリント製ヤグラ
を含めたシート部分。
この薄さと肉抜きされた特製のヤグラが振りの軽さをもたらしていることは間違いない、車体を振った時に車体後部が先に倒れ始める感覚が強いのもこのためでしょう…
ただ無作為に軽いのではなく重心バランスを考えられて言うのが分かるような、コントロールの利かない感覚は”皆無”と言って差し支えありません。
また、シッティングでの登坂も得意な印象で、しっかりと脚を回して回転力で上るような感覚でした。
脚を回してしっかりとぺダリングを行えば”グイグイ”とトルクフルに車体が”前へ前へ”と進んでいく感じが分かります。
しかしながら車体の剛性が高いため踏み込みすぎにはご注意を!(笑)(納車後すぐにいつも通りの感覚で上ったら200mくらいで脚がなくなったのは内緒…)
3.下り/ダウンヒル
安心して下れる・コーナーが怖くない・すごい楽の3拍子がそろっています!!(笑)
まずは登坂でも触れた重心の低さ、これが起因して下りでの優れた安定性を生み出しています。
持ち前の空力性能に加えた低重心…鬼に金棒という言葉がありますがまさにそれです。
どんどん加速していき普段なら甘めのコーナーでもブレーキをついついかけて安全マージンを確保しながらコーナーを曲がりますが、この車体では安定感が非常に高いため、コーナーに”ダイブ”していけます!!
かくいう私も正直下りが得意ではなく、怖いと思うことも多いためブレーキング離されてしまうことが多々ありましたが、今回JBCFのE1で大活躍しているSVRTの中川と一緒に走っていることもあり”下りセクションは離されるなぁ”と思いつつ走っていました。
中川は非常にバイクコントロールが上手く下りも非常に速い、かつコーナーも安全に攻めていける選手のため、今まで一緒に走った時は後ろに張り付くことすらできませんでした…
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ですが!!今回は違いました!
ついていける!!コーナーをこんな速度で曲がったことない!!
中川いつもこんな速度域と景色の中走ってんのか!?と驚きと感心を噛み締めながら後ろに付かせてもらいながらのダウンヒルは、今までの経験上体験したことのないもので、なんとも言葉では表しきれないほどでした…
総合評価
最後にこのバイクのライドフィーリングを総合的にまとめ上げると、”TTバイク並みのエアロ特性でかつ重心バランスが絶妙なオールラウンドバイク”問いいった印象を感じました。
まだまだ、この車体の特性をつかめていないと私自身は思っています…
それは走行距離であり、全力でこの車体を乗り切れていないことでもあります。
まだまだ掴みきれていないこの”PINARELLO DOGMA F”…
これからも長く探求できるいいバイクと出会えたと思っています(笑)
これからも新しい発見や技術などPINARELLOに関わる面白い内容がありましたら、皆様にお届けできるように情報を発信してまいります!!
お楽しみに!!
以上、古川による”DOGMA F”ファーストインプレッションでした!!
SBC湘南藤沢店
店長 古川
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