今回は、SBC湘南藤沢店イチオシGIANTのレースバイクである、「TCR」シリーズをご紹介いたします!後半ではスタッフ富田による新型TCRのインプレッションも!
台湾のロードバイクブランドであるGIANTは現在、ハイエンドレーシングバイクシリーズとして空力、巡行性能を重視した「プロペル」シリーズと、登坂性能、軽量性を重視した「TCR」シリーズの展開がございます。
なかでも当店オススメの「TCR」シリーズは今年新型が発表されたばかりで、前作モデルと比較しても見た目は大幅な変更を加えず、各部にアップグレードが加えられたような形でした!
大まかな変更点は、、、
・ハンドル周りケーブル類のフル内装化
→GIANT独自規格のD型コラムを採用したことにより、ワイヤー類を全てハンドル、フレーム内を通すことでよりすっきりとした見た目と空力性能向上を果たしています。
・シートステー接合部の形状変更
→前作モデルと比較し、余分な部分を削ぎ落すことにより最大33mmというタイヤクリアランスの確保、軽量化を果たしています。
・フレームの成型方法の変更
→カーボン素材のカット時に使用される加工方法「コールドブレードテクノロジー」を採用。レーザーカットよりもさらに精密なカットが可能になった事により、余分なカーボンを使用することなくフレームを成型する事が可能になりました。これにより、より精密なフレーム成型、軽量化を実現しています。
・フレーム重量の大幅な軽量化
→今作のフレーム重量は690gで700gを切る重量を叩き出し、前作から約75gの軽量化を果たしています。
以上の点が今回の新型TCRの変更点になります。一番の変更点はケーブルのフル内装化が大きく、よりスタイリッシュな印象のバイクに生まれ変わりました。
フル内装化したハンドル周りはすっきりとした印象です
前作モデルからよりシェイプアップされた形状は美しい見た目となっております。
TCR特有のISPシートポスト。専用のスペーサーが付属しており、調整が可能です。
Di2のバッテリーはシートポスト内部に取付されています。
そんな進化したTCRですが、展開されているグレードは主に三種類ございます。
・TCR ADVANCED SL
→3グレードの中でもフラグシップ機であり、実際にワールドツアーで選手たちが使用しているモデルになります。一体型デザインのISPシートポストを採用し、40gの軽量化と空力性能の向上に加え、前作モデルと比較し快適性の向上を果たしています。
・TCR ADVANCED PRO
→ADVANCED SLグレードのDNAを受け継ぎ、調整可能な翼型形状のカーボンシートポスト、フル内装フレームのミドルグレードに位置するバイクです。カーボンホイールが標準装備されており、アルテグラDi2、105Di2の完成車の展開がございます。
・TCR ADVANCED
→ADVANCED PROグレードと同一形状のフレームになっており、105Di2で組まれたコストパフォーマンスの優れたモデルとなっております。
中でも当店イチオシは「TCR ADVANCED PRO」グレード
「TCR ADVANCED PRO 0」
コンポーネント:SHIMANO ULTEGRA Di2
847,000円(税込)
「TCR ADVANCED PRO 1」
コンポーネント:SHIMANO 105 Di2
682,000円(税込)
「TCR ADVANCED PRO 2」
コンポーネント:SHIMANO 105
572,000円(税込)
GIANT SLR 0のホイールが標準装備されており、リムハイトは前後共に40mm、フックレスリムによるチューブレス化がされており、フレームの軽量性に合わせたリムハイトの設定とチューブレスタイヤの転がりの軽さ、低圧の乗り心地向上がマッチしており非常に相性のいい組み合わせとなっております。
登反性能を向上しつつ、巡行性能にも目を向けたオールラウンドに走行する事を前提としたパーツ構成がどんなライダーにも適応する事が可能なバイクとなっております。
当店のスタッフ富田も新たに「TCR ADVANSED SL」を購入したのでご紹介いたします!
TCR ADVANCED SL FRAME SET
TCR ADVANCED SLフレームは3色からラインナップされております。
レーシングブルー : 528,000円(税込)
GIANT TCR サイズガイド
CADEX RACE INTEGRATED HANDLEBAR
104,500円(税込)
CADEX一体型ハンドル、フレームセットを新たに購入し、バラ完で組み上げました!
パーツ構成
フレーム:TCR ADVANCED SL FRAME SET(パールホワイト)SIZE S
ハンドル:CADEX RACE INTEGRATED HANDLEBAR 110-370(400)
コンポーネント:SHIMANO DURA-ACE 9150 DI2
ホイール:Zipp 303 Firecrest Disc
サドル:S-WORKS POWER
タイヤ:SCHWALBE PRO ONE TLE 28c
バーテープ:OGK kabuto
ボトルケージ:Black inc カーボンボトルケージ
上記のパーツ構成でペダル込み完成車重量6.8kgになりました。
実際に乗った印象として、前作モデルから更にブラッシュアップが加えられており剛性感はアップしていますが、乗り心地の面では特有のISPシートポストが効果を発揮しており、振動による不快感をカットしてくれています。
登りにおいては、やはり軽量バイクという事もありとても軽快です。踏んだ入力に対しバイクがしっかりと出力してくれるので、反発性も良く登坂性能は抜群に秀でています。
ハンドリングはクイックな部類ですので下りではエアロフレームのような低い重心で操作するのではなく、思った通りの軌道を描いてくれる為、操作性はかなり良いです。
新発売されたCADEXの一体型ハンドルも楕円形状になっており上ハンドル部が持ちやすいです。上ハン370mm、下ハン400mmのフレア形状を採用しており、エアロポジションの取りやすさと下ハンドルを持った時の降りやすさの両方を兼ね備えています。ハンドル自体は硬すぎずといった剛性感で、下手に疲れやすいという事もありません。
反応性が非常に優れており、スプリントをかけた時やダンシング時のレスポンスが優れています。全体的な重量も軽く、BB周り・ヘッド周りに変な剛性の偏りなども無く、ISPシートポストの一体感がまとまっており非常に乗りやすく癖のないフレームです。
フレームセット価格を他社のハイエンドフレームと比較するとかなり安く、走りはそれに匹敵するほどの性能を持っているため、非常にコストパフォーマンスの高いフレームです。
ハイエンドフレームに乗り換えを検討している方、レースなどの競技シーンでの使用を考えている方は是非、今回ご紹介した「TCR」シリーズの購入をご検討ください!
また、今回組み上げたスタッフバイクである「GIANT TCR ADVANCED SL」のご購入を検討中で試乗をしてみたい方、ご覧になりたい方はお気軽に店頭スタッフまでお声掛けください。
新型のTCRシリーズは多くの展開があり、お客様のご予算に合わせたバイクを選ぶことが出来るのも魅力的な点です。
TCRのご紹介は以上になります。今回ご紹介した車体に少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
店頭ではGIANTについての専門知識を持ったスタッフがおりますので在庫や納期等についても何なりとお申し付けください!
それでは、みなさんのご来店を心よりお待ちしております!!
SBC湘南藤沢店 富田
↓お電話もしくはメールにて↓
TEL:0466-28-8006
Mail : sbcshonanfujisawa8006@gmail.com
店舗裏3台完備(詳しくはお問い合わせください。)
”営業時間及び定休日” 平日 AM11:00 ~ PM 19:00
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