こんにちは!
スタッフの中川です。
SBCグループでは、SBC Vertex Racing Teamというレーシングチームを保有しており、全国の実業団レースやホビーレースを舞台に精力的に活動しております。
活動範囲は広いですが、主にロードレースを主戦場に走る選手が多いですね。
選手はお客様やスタッフから構成されていますが、ジュニアからマスターズのベテランまで多様な選手が在籍しています。
中には全日本選手権ジュニアでの入賞者や、全日本選手権マスターズでの優勝者も!
そんな彼らはどんなバイクに乗っているのか?
レーサーである彼らのバイクにはきっと人それぞれの拘りが詰まっており、皆様にとっても新たな発見もあるのではないでしょうか。
という訳で、当チームの実業団登録選手のバイクたちをご紹介致します!
バイクのオーナーにインタビューを行い、こだわりポイントをお聞きしました。
第一回は山本 敦選手の”Specialized S-Works Tarmac SL7″をご紹介。
山本選手は全日本選手権ロードレース・マスターズ50代のカテゴリーにて2021年と2022年に連覇しています!
また、実業団では2021年までは長年E1クラスタにて活躍。
2022年からはマスターズカテゴリに舞台を移し、勝利を重ねております。
全日本選手権連覇時に乗っていたバイクが今回ご紹介するTarmac SL7です。
山本選手はTarmac SL7をデビューしてすぐの2020年夏から所有されております。
他にもスペシャライズドのVenge、Aethos、Shiv TT、Cruxを所有されており、ステージによって使い分けています。
一番使用頻度の高いバイクはVengeで、普段のトレーニングや平坦系のレースで使用。
Aethosはホビーのヒルクライムレースやカフェライドに使用。
最近ご納車したShiv TTは来る全日本選手権マスターズTTに向けた新兵器です!
シクロクロスにも精力的に参加する山本選手のシクロクロスバイクはCrux。
今回はTarmac SL7にフォーカスしてご紹介致しますが、これらの他のバイク達もまた後日ご紹介したいと思います!
そしてTarmac SL7ですが、全日本選手権の広島森林公園やツールドおきなわなどのきつめの登りがあるコースで使用します!
バイクの基本構成はTarmac SL7 + Rapide CLX + Dura-Ace R9200と、現在のレーシングバイクのベンチマークと言える一台。
その他の組み合わされるパーツも非常に堅実でS-Works完成車でのパッケージと近く、カタログの中からそのまま出てきたような一台です。
ホイールはRoval Rapide CLXをメインに使用し、Alpinist CLXと使い分けます。
足回りでは、最近はラテックスチューブを試しているとの事です!
Alpinist CLXは主に重量規制のあるヒルクライムレースにて使用。
基本的にはほとんどの場面でRapide CLXを使用しています。
グループセットはShimano Dura-Ace R9200系をフルセットでインストール。
2022年の全日本選手権まではR9100系を使用しており、レースが終わったタイミングでグループセットの載せ替えを行いました。
使用するギア比は54-40×11-30とレーサーの基本的な組み合わせ。
チェーンもシマノ純正品を使用します。
ペダルもシマノDura-Ace SPD-SLを使用。
クランクはFC-R9200-Pをセットしパワーを計測します。
身長170cmの山本選手のクランク長は教科書通りの170mm。
重たいギアをグイグイ踏み込むライディングスタイルの山本選手のハンドル位置は比較的高めで、ブラケットもしゃくっています。
フレームサイズは52cm。
サドルはS-Works Power Arcで、サイズは143mm。
角度は水平で、基本に忠実にセットされています。
ステムはS-Works Tarmac SL7 Stemを使用し、サイズは90mm×6度。
ハンドルもS-Works Aerofly IIで、幅は380mmを使用。
サイクルコンピューターはパイオニアのSGX-CA600を使用しているが、「バッテリーが弱くなってきたから、そろそろ変えたいね!」とのこと。
そして暗いうちから朝練を行う山本選手はマウントとサドル下部にライトの台座を取り付けています。
そして気になる重量ですが、Roval Rapide CLXを履かせた状態で6.98kgでした!
ディープホイールを履かせた状態でこの重量はかなり軽い!
そしてAlpinist CLXにすると6.8kgに迫る重量に持っていけますね。
山本選手本人にこだわりポイントをお聞きしたところ、「バーテープ」とのこと。
OGK Kabutoの”BT-06″という超薄手のバーテープを長年愛用しています。
先にも述べた通り、非常にオーソドックスな組み合わせのバイクで信頼性が高く、“勝つためのバイク”といった雰囲気を感じますね。
そこには余計なトラブルを防ぎ、レースに集中したいという心意気が現れています。
ライダー本人のエキップメントはヘルメットはOGK KabutoのAeroシリーズやIZANAGIを、シューズはスペシャライズドのS-Works 7やAresなどを場面によって使い分けています。
こちらもどれも長年使い続けているメーカーの物を愛用しており、使いやすさを重視している事が見て取れます。
いかがだったでしょうか?
ブログをご覧の皆様のご参考になる点もあったのではないでしょうか。
当店(SBC湘南藤沢店)ではこのようなレースバイクの組み立てやメンテナンスを数多く行っています。
そこから得られるノウハウ(レーサーの乗るバイクはやはりかかる負荷が段違い!)は普段の整備にも活かされています。
そして、バイクの選定やパーツの選定などのご相談もお気軽にお申し付け下さい!
私たちが今までの経験を活かしてご提案させて頂きます!
SBC湘南藤沢店にてスタッフ一同お待ちしております!
SBC湘南藤沢店 中川
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