城里TT200の50km部門の自己目標クリアを視野に、SBCと連携・協力関係にあるフィッティング・コーチング専門の”三ツ星フィットサービス“でTTバイク用のフィッテイングを受けてきました!!
・・・スポーツバイクを購入する上で一番大事なこと…
それは”洋服”や”靴”のように自分に合ったサイズを選ぶこと
では、次に大事なものは・・・?
”最適なライドフィールを得られるポジション”です。
値段、見た目や色彩、好みの自転車を決めるのに難しさはあまりないでしょう。
しかし、大抵の場合はサイズという壁が存在し、それをショップなどで相談し、自分に最適なサイズを見つけて購入するというのがベースになるかと思います。
では、買った後はどうでしょうか?
いざ乗ってみて、なんだか肩がこるなぁ…、なんだか力が入りにくいなぁ…、腰が痛いなぁなどの、乗ってみて初めて分かることだらけって方が大半のはず。
もちろん、”初めてのスポーツバイク”では最初の2~3カ月は慣れが
必要ですが、1年続けても同じような症状に悩ませられるようなら、一度”バイクポジション”を疑ってみてはいかがでしょうか?
私が今回受けてきたのはアメリカブランドの自転車メーカー”SPECIALIZED”が提供しているRetul Fitを用いたものでした。
ちなみにこのブログを書いている古川もRetulFitを行うフィッターです。
ライダーの目的を聞き・身体データをとり、バイクに乗った性状を確認する。
全てを機械任せにせずフィッターの知見とライダーとの対話で進めていく方式は、他のフィットサービスにはない対応の柔軟性と安心感があります。
今回受けてきた目的は主に2つ
1.11月開催予定の城里TT200というイベントへ向けてのポジション構築
トライアスロンをやっている自分もTTバイク自体のFit資格を持ちあわせてはいますが、自分自身のポジションを自分で見る事は不可能なので、今回正式に自分のポジションを見ていただきました!!
2.自分の感覚と、実際の限界値がどれほどズレているかを検証するためです。
結論から述べると、ハンドル周りを大きく変更しました。
まずは車体の真横撮りの写真で比較…
(Befor)
(After)
まずはサドル高
サドルの高さも725mmほどだったのを-15mmほどして710mmに変更…脚…短かったか泣
とはいえ、自身の柔軟性や可動域を踏まえた上での結果、受け止めて柔軟性を上げていきます….
パフォーマンス向上の余地があるのはよいことです!!
次にDHバーの高さ(バースタック)
以前はベースバーから130mmほどの高さに設定をしていましたが、
-50mmほど下げて80mmほどの高さまで落としました。
サドルを下げたことにより手元が高く、不安定なためDHバーを下げてコントロールし易く、頭を下げてエアロを追求しました。
最後にDHバーの角度
DHバーの角度はUCIのルールでも厳密に定められている他、パッドとDHバー先端の落差が〇〇cm以内と、選手の慎重に応じた範囲が決められているため、慎重に見なければならない部分でもあります。
(極端に手元を上げたハイハンズでのエアロ性能評価試験の図)
トライアスロンではそこのルールはないので、極端に前伸びしているDHバーや、”ハイハンズ”と呼ばれるDHバー角度を起こす風潮が流行りだったりします。
今回は5~10度が適正との数値が出てきましたので、もともと8度ほどだったのを+2°して10°へと設定を変更。
また、今回はまだまだTTバイクに対して発展途上の身体ともなっているため、2ndポジションと3rdポジションの3つをご提案いただきまして、それぞれを現在も試行錯誤中です。
(現在練習中のポジション設定車体)
サドル高さを少し上げたポジション2、手元を少し上げたポジション3、それぞれを試した結果ポジション2がしっくり来ている結果になりました。
現状はポジションへの体の慣らしを最優先として、DHバーポジションを継続しつつもペダリングが揺るがないように練習中です。
また、ここ最近で思い始めているのはDHバーのロール角….
手先を車体中心軸に寄せるように内側へと角度がつくように回転させて取り付けていますが、最近少しだけ窮屈に感じ始めているため、まっすぐな角度に戻すことも検討中…
ここの部分は、個人の好みに左右されることが多い部分のため、正解は自分のみぞ知る世界…
まだまだ奥が深そうで…(笑)
ポジションでのエアロもそうですが、手っ取り早いのはやはり機材でのエアロ性能付与ですよね?(笑)
(80mmのリム高さを持つZIIPのカーボンホイールFC808)
(プロチームでの使用率も高いVeloTozeのエアロシューズカバー)
ストップ&ゴーに左右されないTTやトライアスロンだからこその超ディープホールや、エアロハンドル、はたまた”着るエアロ”との呼び声も高いスキンスーツやエアロシューズカバーなど、エアロに出来る部分は結構あります!!
また、エアロだけでなく機材の”機械抵抗”を減らすのも速さへと直結できる要因でもあります。
(整備性と回転性能を兼ね備えたスギノエンジニアリングのBB)
(海外プロバイクにも使われるCeramicSpeedのビッグプーリー)
よくやられるのはBB(ボトムブラケット)を”セラミックベアリング”のものに変えるや、プーリーを”ビッグプーリー”に変えるなど方法はさまざまですが、組合せやメーカーによっては一工夫必要なのもまた事実、”こんなものってありますか?”などのお問合せも大歓迎です!!
結構ニッチなものご紹介できるかも!?
皆様のお問合せお待ちしております!!