Nepest MAUI-35 試乗してみました！

こんにちは！横浜あざみ野店スタッフの遠藤です。
MAUI-35を使ってみたのでそのインプレッションと、私が現在使用しているFULCRUM RACING3との簡単な比較インプレッションをしてみます！

まずはMAUI-35とRACING3のプロフィールを確認していきます！
〈Nepest MAUI-35〉

重量：1235 +/-30g
リムハイト：35mm
リム内幅：21mm
リム外幅：29mm
リム素材：Toray T800 Carbon
スポーク：Carbon Aero spokes 21本(F/R)
ハブ：NP-C01 (セラミック)

〈FULCRUM RACING 3 DB〉
重量：1660g
リムハイト：28mm
リム内幅：19mm
リム外幅：23.8mm
リム素材：6082-T6 アルミニウム
スポーク素材：ステンレスｰダブルバテッドラウンド・ストレートプル 21本(F/R)
ベアリング：カップ&コーン (スチール)

これを見ると、スポーク本数以外の素材や設計が異なっていることが分かります。また、重量を見ると、MAUI-35の方が425gも軽いことが分かります。個体差やリムテープの重量を加味しても、タイヤ2本分に近い差はとても大きいですよね…

続いて実際にMAUI-35を実際に使用したインプレッションです！
乗り始めてすぐに感じたのは回転の軽さです。信号待ちからの発進で30~40km/hあたりまで簡単に加速できる感覚や、赤信号やコーナーで足を止めた時にRACING 3よりも減速が少なく感じました。このホイールがよく回る感覚は、ハブベアリングの回転性能が高いことと、発進時にはリムが軽量なことが大きく影響していることが、乗車時に感じることができました。（台車に乗った荷物も軽い方が運びやすいことを考えるとイメージしやすいと思います）
また、ホイールを付け替えて一番変化を感じたのは緩いアップダウン区間での減速がとても少ない事です。ベアリングの性能に加えて、リムハイトがRACING 3に比べて若干高いのも関係しているかもしれません。
さらに重量がとにかく軽いので、ダンシングがとてもしやすいと感じました。私のバイクは、サドルやハンドルなどの車体上部に付いているパーツは比較的軽いのに対して、バイクの下部に付いているパーツが重いので、安定感はあるけどバイクを振ると少し急かされるような感覚(≒車体が先に倒れる感覚)があります。一方でMAUI-35では、バイク全体のバランスがとれているからか、バイクを振っても急かされるようには感じなくなりました。

この様な時にはかなり変化を感じた一方で、平坦で40~43km/hくらいまでスピードが乗ってしまうと、そこからの維持はそこまで変化は感じませんでした。ただ、これはリムハイトが35mmでMAUIシリーズの中でも特に軽量に振ったモデルなので妥当な感じでした。

ここからは客観的な記録も踏まえながら、性能の比較を簡単にしていきます！
距離は約12km、緩いアップダウンと1km弱で平均勾配5%の坂を含むルートで比較をします。一般道なので信号や混雑具合に記録が左右されたり、天候などの外的要因が全て揃っているわけではないので、あまり正確な比較とは言えませんが、ひとつの参考にしていただければと思います。
※以下の理由から比較のデータとして信頼度があまり高くないので、▲表示をしています。
疲労度：GARMINのスマートウォッチも記録を元に、自動で算出されるもので抽象度が高い
平均移動速度：GARMINのスマートウォッチがGPS情報を元に表示している為正確でない場合がある
※各データは、直近のものを順番に並べました

各項目の特徴です。
〈外的要因〉
気温：高い方が心拍数がやや上がりやすい
風：北風だと追い風になる区間が多い
天気・路面状況：雨だと速度を落とさざるを得ない場面が多い
〈身体的要因〉
前日までの運動量：主観的な疲労感もあわせて、高中低の三段階で評価
▲疲労度：普段装着しているGARMIN機器に表示されるスタート時の「リカバリー時間」
平均心拍数：身体にかかる負荷を評価する指標。ケイデンス、気温に左右されやすい
平均ケイデンス：ケイデンスが高い方が心拍数が上がりやすくなる

以上のことを踏まえて各要因をみると、➀②は疲労や路面状況からも身体への負担が少なく、スピードも出しやすい状態だと言えます。③は疲労はありますが路面状況は良く、追い風も強いのでそこまでタイムが出ずらい状況ではないと考えます。しかし④は疲労がある程度あるうえに路面状況が悪く、向かい風なので身体への負担が大きく、スピードも出しづらい状態だと言えます。
次に移動時間の項目を見てみると、外的・身体的に状態の良かった➀が最も速く、その後は④③②の順になっています。MAUI-35を使用した④はいいタイムが出るような状況とは言えないにもかかわらず、二番目に速いことが分かります。このことから、MAUI-35の方がRACING 3よりも早く走ることができると言えるかもしれません。

私は3年以上RACING3を使用してきて、今回初めて自分のバイクにカーボンホイールを装着しました。想像していたよりも乗り心地が良く、慣れるのに時間がかからないとても乗りやすいホイールという印象を持ちました。ホイールの特性からMAUI-35は、街中を走る方や、クリテリウムレースなどのストップアンドゴーの多い走り方をされる方や、横浜などアップダウンの多い地域にお住まいの方に特におすすめです！

11月中旬にNepestの試乗会の開催を計画中ですので、ご興味のある方は是非お越しください！（詳細については後日お知らせいたします！！）

SBC横浜あざみ野店
遠藤

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