【 SVRT参戦レポート 】大磯クリテリウム24-25 12月

 

こんにちは。
SBC湘南藤沢店スタッフそしてSBC Vertex Racing Team所属の中川です。

12/15は大磯クリテリウムに参戦して参りました!
SBC Vertex Racing TeamやSBCのお客様が参加された様子、また中川が走ったエリートのレースの模様についてお伝えします。

マスターズ40代
出場 : L様

昨年からSBCにてロードバイクを始められたL様は、今年よりレースへの参戦を開始。
そしてかなりのはまりようで、今シーズンの大磯クリテリウムには既に全戦エントリー済み👍
こんなにも自転車を楽しんで頂き嬉しいですね。
そしてL様は実は転勤にて他県へお引っ越しされてしまいましたが、こちらに顔を出して頂ここまして更に嬉しいですね。

レースはというと、レベルの高いマスターズ40代でもしっかりと展開して走行出来ていらっしゃいました。
ラストは次に出場するピュアビギナーに備えて流し!

マスターズ50代


出場 : 山本選手


こちらにはSVRTからお馴染みの山本選手が出場!
この年代のロードレース全日本チャンピオンの山本選手には否応でも期待が掛かります。相変わらずの全日本チャンピオンジャージが眩しいです。

山本選手は最もレースの展開を作り出していました。

ラストはスプリント勝負へ。


スプリント勝負ではスプリンターの選手に惜しくも敗れて2位でしたが、相変わらずの存在感を発揮していらっしゃいました👏
おめでとうございます!


ピュアビギナー

出場 : L様

先程はマスターズ40代に出走していたL様がふたたび出走。

マスターズとは異なり、このレースには若い選手が多くペースの上げ下げの多いレースに。
そんな中ラストまでしっかりと良いポジションで走行していたL様は、スプリントで3位に入賞。


おめでとうございます!

ビギナー1組目

出場 : I様

こちらにはCOLNAGO OWNER’S CLUBのメンバーでもあるI様が出場。

諸事情あり、メインバイクであるCOLNAGO V4Rsを会場に持ち込めなかった為サブバイクでの出走となりましたが、持ち前の身体能力を活かしてパワフルな走りは変わらず。
I様は普段からSBC湘南藤沢店のライドイベントに参加して頂いている成果もあってか、メキメキと実力をつけていらっしゃる事が確認出来ます!
ラストは5位でゴール。流石の上位フィニッシュです!

ミディアム

出場 : ワン選手

こちらにはSVRTからワン選手が出場。

ハイスピードなレースになりましたが、28位でゴールしました!

ビギナー3組目
出場 : I様、L様

 
こちらには引き続きのお二人が出場。特にL様は本日3回目のレース!
お二人とも先のレースにて改善点を洗い出して今回のレースを迎えました。
こうやって一日に何回もレースに出られると、すぐに新しい事を試せて良いです。成長に繋がります。
そして実際にその成果が現れ、I様はラストに独走に持ち込み見事に優勝!
L様も9位と上位でゴールしています。
次からは上位のカテゴリーに挑戦していきましょう♪

エキスパート
出場 : ワン選手

ワン選手はエキスパートにもダブルエントリー。
上から2番目のクラスという事で当然レベルも上がります。そんな中、ハイペースなレースから遅れてしまいワン選手はDNFとなりました。
また次の月も頑張りましょう♪

エリート

出場 : 中川、相澤(スペシャライズド厚木スタッフ)、F君

最後に行われる最上級のエリートクラス。

中川は10月、11月はJBCFなどのレースのシーズン終わりという事もありお休みしていましたが(というほどはレースに出ていませんでしたが。笑 ただ気持ちのリフレッシュは大事です。)12月より出場。

大磯クリテリウム12月は、シーズンオフのプロを含む選手が冬場のトレーニングレースとして出場する事が多く、例年ハイレベルなメンバーが集まります。
今年も中々のメンバーが集まりました。

注目はフランスから帰国中の蠣崎優仁選手、かっ飛びクライマー(平坦も爆速)の橋本晴哉選手、トラック競技にてアジアジュニアチャンピオンの三浦選手、前回大会優勝の宇佐美選手など。

エントリー人数は約60名と大所帯。
そして今回のエリートクラスはポイントレースでの開催。展開がまるっきり変わります。

SBCからは中川、スペシャライズド厚木スタッフの相澤が別チームから、そしてスペシャライズド厚木のお客様で高体連で走るFくんが出走。
以下、中川のレポートを掲載します。

使用機材
・フレームセット : Specialized Tarmac SL8 10r
・ホイールセット : Roval Rapide C38
・グループセット : Shimano Dura-Ace R9270 / Ultegra R8170 ミックス
・クランクパワーメーター : Quarq D-Four DUB
・タイヤ : Hutchinson Black Bird TLR 28c 空気圧F:4.3bar,R4.8bar
・サドル : Cadex AMP

見立て
エントリー人数は60名と多いが、有力な選手は限られてくるだろう。
ポイントレースでは蠣崎優仁選手が多分一番強そう。ただオフなのでコンディションは未知数。

宇佐美選手もポイントレースが得意で多くの回数をもがける。

そして橋本晴哉選手の異常な自脚の強さでレースは荒れるだろう…一人でアタックしても帰ってこない選手なので、逃してはいけない。ポイントレースで逃げが決まると逃げた選手がポイントを独占してしまうので。

その他には先に挙げた三浦選手や、池谷選手、沖縄から来ている岩間選手などが有力どころ。自分としては隙あらばポイント周回後にペースが落ちたタイミングでカウンターを狙い、少数での逃げに入り込みたいところ。

ただスプリントでポイントを取れるところはコツコツ集めていく。
レースの展開に合わせて臨機応変に戦法を切り替えられるように。
ポイントレースは比較的得意ではないので、優勝を狙うよりも良い展開を作れるレースにしたいなと考える。

というか、優勝はおろか3位以内に入れなくてもしょうがないようなメンツが揃っている。

実際にレースの中心になったのは名前を挙げた選手達。

それと保土ヶ谷高校の白いBS RP8に乗っている選手と赤いTARMAC SL6に乗っている選手が強かった印象。コースは今シーズンから変更されてシケインが撤廃され、代わりに平塚コーナーが狭くなった。

駐車場の白線も追加されて滑るかどうか確認が必要。という事で7年振りに大磯クリテリウムのコースを試走。
平塚コーナーは今までのスピードで突っ込むとオーバーランする。ここは従来はアタックがかかった時以外は先頭ならノーブレーキで曲がれたが現在のコースはブレーキングが必要となる。
白線は晴天時ならほとんど気にしなくてOKだった。
シケインが撤廃された事で踏む時間は長くなったか。といった所。当日の天候は

晴れで14℃程度。小田原側から向かい風。強風とまではいかないが強めの風で向かい風区間、追い風区間とはっきり分かれる形となった。

レース

1km × 30laps = 30km (実際は27km)

いつものようにアップして、スタート。

ニュージャージのお披露目


ローリングで蠣崎兄弟が並んで先頭へ。その後ろに陣取る。
リアルスタートと同時にアタックがかかりペースアップ。
人数は多く、後ろはごちゃついてコースアウトする選手も。
ポイントレースは3周回に一回ポイント周回となり10回のポイントで争う。
最初のポイント周回は皆元気なので静観。皆が元気なところで頑張っても手に入るポイントは同じなので、1ポイントに対する労力が高くなる。

レースの入りは落ち着いて…なんて思っていたら最初のポイント周回のバックストレートで目の前で落車発生。
落車の原因はラインの交錯。バックストレートは強めの向かい風なので後ろの選手は楽出来るので複数のラインから前に上がって来やすい。

自分はギリギリで回避。ただこの落車で有力選手の一人の宇佐美選手が他選手に突っ込まれてリアホイールが粉々になってしまい、脱落。
ホイールが激しく損傷していたので、ライバルが消えた!よりも心配が勝る。(ただ、突っ込まれただけで落車はせず、怪我も無い模様)
有力選手が集まる集団前方なのにこのような落車が起こるのは怖い😱

そして数周後にも同じ所で同じ原因で落車が発生。しかもまた集団前方で多くの選手が巻き込まれる。
こちらも運良く回避出来たが、流石に勘弁して欲しい。

立て続けに落車が発生し一時はどうなる事やらと思ったが、ペースが速くて人数が減って来ている事もあり、これ以降は自分が走っている所では落車を見ずに進む。
いけそうな雰囲気があったので、2回目のポイント周回は取りに行く。
多少後ろからのスプリントとなったが力を使いつつ1着でポイント獲得。

橋本兄弟

やはりレースを動かしてくるのは橋本晴哉選手。そして弟の橋本友哉選手も一緒に積極的。

レースの展開的には、基本的にはポイント周回でスプリントしてレースが進む。
全体的に、スプリントでペースが上がる➡終わりペースが下がる➡スプリントに絡んでいない選手がカウンターアタック という流れ。
そのカウンターアタックで橋本晴哉選手は逃げを作り出したそう。ただみんなマークしているので見逃さない。

筋肉を背景に走る

暴れまわる橋本選手と、相澤 後ろにぼやける中川

一度、橋本晴哉選手と岩間選手含む数名が抜け出した際は数秒の差が付いた。
これで差が広がったらそのまま行ってしまう。

これは危険と感じ、主に三浦選手と2名でローテして力を使いつつ数周をかけて吸収。

相澤はいつもけっこういい位置を走っている

そんな様子なので全開率高め!レッドゾーンまでは入らないが主観では調子よく踏めている。
自分もあわよくば抜け出そうと思っているので、力を温存するよりも前で動きたい。

きつかったので記憶が不明瞭なところだが、何回かポイントを獲得しつつ進む。
残り数周のタイミングでポイント周回後のカウンターで蠣崎優仁選手、保土ヶ谷高校の選手、ナミビアサイクリングプロジェクトの松田選手あたりと一緒に抜け出す。

主に蠣崎選手と2名でローテを回してみて若干のギャップを生み出す事が出来たものの、抜け出すには至らずにラストの展開へ。
ラストのポイントは倍点となる。なのでみんな狙ってくる。

ラスト2周のバックストレートで橋本晴哉選手がアタック。続いて友哉選手がホームストレート入口でアタックして橋本兄弟がバラバラに先行する形に。
2人とも切れが良く大きな差をつけて先行する。

集団は向かい風も気にせずに三浦選手が牽く。
ラストのバックストレートでは位置取り争い。横から上がってきた選手がバランスを崩して自分にもたれかかってきたが立て直してスプリントへ。
集団の4,5番手あたりで最終コーナーを回り、立ち上がってすぐの柵が無くなり幅が広がったところからスプリント開始。

先行する橋本兄弟をめがけてスプリント。晴哉選手は8秒先行、友哉選手は4秒先行している。
友哉選手はゴール前でかわせたが、晴哉選手には届かずにゴール順位は2位。


ポイントの結果橋本晴哉選手が優勝で、自分は2位。

やはり橋本選手は強かった!

次戦の大磯クリテリウム1月も参加していきます!

今回、素敵なお写真たちは大磯クリテリウム常連フォトグラファーの様と、たぐちゃる様に撮影して頂いたものです。
いつも本当にありがとうございます!

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