遂に現車が到着致しました!待ちに待った 「 COLNAGO V5Rs 」。
今回は既に発表になっている情報と照し合せつつ,いちホビーライダーとして忖度抜きでインプレッションを行っていきたいと思います。
先ずは到着したのが先日の4/24(木)。そこから店舗業務の合間を見つつ組み上げていき金曜日に完成。その週末を使い2日間で約130キロほど乗ってみてのライドインプレッションになります。本来ならもう少し乗りたいところですが、中々時間が作れずでしたのでスタッフ中川と共に「強度高め距離短めのライド」で強制テスト。(※個人的は仕事とプライベート(育児)が忙しくゆっくりお楽しみライドがよかったなぁ~なんて言ってみる。)
先ずは皆さん気になるであろうスペックから👇
バイクフレーム/ COLNAGO V5Rs
ホイール/ ENVE SES4.5 gen2
コンポーネント/シマノ DURA-ACE Di2
サドル/Prologo NAGO R4 147㎜
タイヤ/Continental Gp5000 TT TR 28C
ボトルケージ/ELITE Legero Carbon
その他/CARBON Ti(チェーンリング/ブレーキローター),βtitanium(ブレーキキャリパー,ボトルゲージ等),GARMIN(サイコン)
総重量/7.26kg(サイコン&ペダル込み)
完成して持ってみた第一印象としては全体としても確かに軽くなった印象。こうも人間の感覚だけでフレームの約100gちょっとの違いを感じれるものかと驚きでもある(笑)今回フレームの軽量化と空力特性の改善も図ってきたこともあり前作よりもよりシャープでエッジが効いたデザインに変更されていて見た目の画像では分からないが前作のユーザーであればかなりの変更があったと気づくのではないでしょうか。またDi2バッテリー搭載位置がダウンチューブBB付近に格納されるため、より低重心かつシート周りの軽量化にも貢献。シートピラーはかなり細身になった印象でDOGMA FとTARMAC SL8の丁度中間くらいの細さで後ろからみるとその細さが際立つ(V4Rsの半分くらいじゃないかな?)
では早速ライドに!
(イメージとは違うホワイトをチョイス。個人的にはおきに)
☆第一印象
走り出してすぐの印象は、漕ぎ出しのフィーリングが前作と全く違う事の驚きから。前作はCOLNAGOらしい剛性感(塊感)のある踏み味の中にひと溜めあった後の加速が心地いい印象でした。個人的にはリズムが取りやすく重たいギヤでもテンポよく踏めばエアロロードのような気持のいい巡行を披露してくれた前作。そして新型である今作はいかにもレーシングバイクらしい機敏な初速の踏み味…。こんな事言ったら怒られそうだが、これは若干某S社Tmacに近い感じもしなくもない?よりレーシーに軽く、エアロに変貌を遂げるとみんな近いフィーリングになってしまうのか?(笑)ただ!COLNAGOらしいところも捨ててないこの安心感のあるハンドリングはちゃんとぽい「らしさ」を残してある印象です。そんな第一印象からのスタートです🍀
それではライド中に訪れるコースのバリエーション毎に。
☆平坦
(元プロツアー選手2名の背中を必死で追いかける。一人ではテストできない速度を早速試せた好機と、ただのきつい時間が同時に来た。)
ひょんなことから組立て翌朝の出勤前,元プロツアー選手2名参加の朝ライドと絶好の好機に恵まれた。早速速い速度でバイクを試すことのできるチャンス!と思いつつも高速ローテに参加する前に そもそもおなか一杯状態に陥り、いつも山場までは参戦出来なかった…。だが前作に比べて圧倒的に前走者の後ろにいる時に脚を止める回数が増えたのを感じた。特にスタッフ中川の小柄かつ前傾のキツイエアロフォームをとられた時の後ろのキツさといったらドラフティングって効果あるんか?って思う程だったのが今回はあきらかにバイクが楽をさせてくれている。特に最近まともに乗れていないワガママボディとかした自分の身体( 過去最高体重。V4Rsの時もそんなこと言ってた気がする)では通常ならついていくことすら難しいのだが意外とついていけたのでバイクの進化ってすごい。特にこのバイクの場合は,クライミング性能に振ったであろうバイクであるのにも関わらず単独での平地巡行もお手の物。どの速度域でも気持ちよく速度コントロールをしやすくハンドリングも安定志向なので高速で走らせても不安要素ゼロ。またバイク全体の剛性感は前作よりも速い速度を想定している事を感じ取る事ができた、特に本場のプロのパワーを想定するとこのくらいに落ち着くのではないかと勝手な推測。個人的にはハイエンドバイクはこのくらいの剛性感はあってもいいと思うので好きな部類。
☆登り(短め)
(もう少し絞らないと登りのテストも出来ないよの図。(笑)デブでも軽快感あって楽しかったです。)
まだ長い峠等は嫌いなこともあり、試せてはいないのですが地元の緩斜面からの最大斜度8%かつ距離は2キロ弱の登りでテスト。(代わりに長い登りをテストしてくれる方緩募)ここも例によってヤツ(スタッフ中川)と突入。相変わらずの引きの強さで入口から飛んでも無い速度(40キロ超)で入っていったわけだがそんなのに最後まで付き合えるわけもなく、途中でマイペースに切り替える。前作との比較で言えばシッティング時のリズムをとりやすさははそのままで軽量化とBB付近の剛性アップから来る軽くなったペダリングフィールはプラスの印象を与える。そしてダンシングに切り替えて走ってみる。←ここが一番違った。先代ではダンシングのしやすさ(バランスやリズムのとりやすさ)は際立っていたのだが、他社と比べて正直際立つ軽さや軽快感は薄かった。ただ今作は「かなり」違う。他社のハイエンドに迫る軽さを遂にCOLNAGOが手に入れた。体重がある自分には生かせないであろうこのカテゴリーだが、乗る人が乗れば確実に速い。そして扱いやすい。平地で感じた剛性感をここでかなり感じたのでバイクの剛性としてかなりあがっている印象。PWRに優れるライダーなら確実に好印象だと思います。また他社に比べて優れるポイントを上げるならバイクの低重心化からくる振りの軽さとCOLNAGOらしいハンドル周りの安定性。ダンシングが苦手な方でもそれっぽくかつ速く走れちゃうかも?パーツ次第では比較的軽く組めるのでヒルクライムメインの方にもおすすめできる1本ですね。
☆ダウンヒル
(下りの安定性は前作から踏襲されている。軽量化しつつ安定感を出すのは流石といえる)
これはCOLNAGO十八番な部分もあるので、特に書く事はないかな~なんてことは無く、しっかりバイクとしてはレベルアップしています。ワイドスタンス化したフロントフォークと太目なタイヤが織りなす安心感はどこまでも攻めれちゃいますね。インプレッション時はContinental GP5000 S TR 30Cを装着してのテストでしたが、このワイドフォーク&タイヤはこの先のトレンドになるのでしょうね。「圧倒的安心感」これでしかない。もともとヨーロッパ車はこの傾向が強いのが特徴(特にP社)ですが、ここもやりすぎると平地や登りでのハンドリング悪化につながる部分ではあるのですが上手にまとめ上げられているかと。高速域で更に切り込んでいった際でもしっかりとフレーム全体で追従するのでD型コラムに戻ったからといってネガティブな印象は何もないですね。あとは正直ホイールの組み合わせもあるかと思うので他のホイールで次回はテストしたいですね。
☆総括
(軽くて速いを突き詰めたらこうゆうフィーリングだよねっていうのを具現化している)
総じて言える事は、見た目の進化よりも中身の進化が著しい。正直見た目の変貌が薄かったのでそんなに変わっていないだろうなと内心小ばかにしていたところもあったのだがいい意味で裏切られてしまった…。今まで某選手が言う通りCOLNAGOのバイクは他社のハイエンドバイクに比べて優れないだの、風洞実験の結果が悪いだの言われ続けてきたことはあったが今回のモデルチェンジでその差はほぼなくなったのではないか?と思わせるほどの進化。正直仕事柄、他社のハイエンドバイクに跨る機会が多く上記の意見に否定できないところもあったが「COLNAGOにしかない良さ」を追い求めて乗り続けてきた。だが今回のモデルチェンジでCOLNAGOらしさを残しつつも他社のハイエンドバイクを脅かす存在に昇華した超新星バイク「V5Rs」とUAE チーム・エミレーツ・XRGの今期の活躍が楽しみで仕方がない自分のインプレッションでした。
ご愛読頂きありがとうございました。
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~V5Rs snapshot(photo by tomita)~
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